ディズニー名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」がなかったら
1989 年に公開されたディズニーアニメーション『リトル・マーメイド』のリメイク版が2023 年に公開されると発表され、話題を呼んでいます。オリジナル版でも、数々の名曲が存在し、その中でも「パート・オブ・ユア・ワールド」は特に有名で、物語に欠かせない1 曲となっています。しかし、この名曲は当初、映画の中でカットされる予定だったのです。
子どもたちの反応に不安を抱いた責任者の決断
最初のテスト上映で観客として招待された子どもたちから、反応が芳しくなかった名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」。当時のディズニーの映画部門の責任者ジェフリー・カッツェンバーグは、観客の反応を見て、楽曲を映画から削除する予定になっていました。しかし、ここで作詞家のハワード・アッシュマンが反対意見を表明し、これを阻止したといいます。
「パート・オブ・ユア・ワールド」に込められたメッセージ
これについて、アリエルの声優を務めたジョディ・ベンソンは、「その反抗的な態度は、本当に大きな波紋を呼びました。ジェフリーは今日、もし彼が(「パート・オブ・ユア・ワールド」を)カットしていたら、それは彼のキャリアの中で最も大きな決断と間違いの1つだっただろうと言うでしょう。」と、当時の状況を振り返っています。
この名曲、「パート・オブ・ユア・ワールド」には、憧れと現実というメッセージが込められていると言われています。アリエルが地上を夢見る中で、自分が置かれている状況に悩み、自分自身と向き合う姿勢が描かれています。このメッセージは、子どもたちだけでなく、大人にも心に響く内容となっています。
名曲を生み出したエピソード
また、「パート・オブ・ユア・ワールド」を収録する際には、ジョディ・ベンソンが暗闇の中でレコーディングを行なっており、これは海の深いところにいるアリエルの感覚を得るためだったと言われています。このように、名曲を生み出すためには、緻密な計算や繊細な演出が必要とされるのです。
まとめ
「パート・オブ・ユア・ワールド」は、映画『リトル・マーメイド』を語る上で欠かせない名曲の一つです。当初はカットされる予定だったとはいえ、名曲を削除されていたら、現代においても多くの人々から愛されることはなかったことでしょう。映画業界に携わる者たちにとって、このエピソードは、大切なメッセージを与えてくれます。
また、名曲を生み出すためには、エピソードにもあるように、細かい計算や演出が必要とされます。今後も、多くの名曲が生まれるように、若手の映画制作者たちが緻密な計算と繊細なセンスを磨くことが求められるでしょう。
<< photo by Ben Cheung >>
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