レアル・マドリード、ベンゼマの退団を発表
レアル・マドリードは6 月 4 日、カリム・ベンゼマが2022-23シーズン限りで退団することを発表しました。クラブ史に名を刻んだストライカーが、純白のユニフォームを脱ぐこととなります。レアル・マドリードはかねてから契約延長を打診していましたが、契約満了に伴う退団となりました。
ベンゼマの功績
ベンゼマは1987 年に生まれ、現在 35 歳です。母国の名門リヨンで頭角を表し、2009 年夏にレアル・マドリードに加入しました。
加入 3 年目の2011-12シーズンに公式戦 52 試合の出場で32ゴール19アシストをマークし、初めてラ・リーガのタイトルを手にしました。2010 年代の中盤にかけては、“同期入団”のクリスティアーノ・ロナウドとガレス・ベイル氏と共に、“BBC”と呼ばれた強力な3トップを形成し、2015-16シーズンから2017-18シーズンには、CL3 連覇という前人未到の偉業を成し遂げました。
C・ロナウドやベイル氏の退団後も前線の主軸に君臨し続け、昨シーズンは公式戦 46 試合の出場で44ゴール15アシストをマーク。ラ・リーガとCLで得点王に輝き、チームの“3 冠”達成の原動力となりました。この活躍が高く評価され、昨年には34 歳にしてバロンドールを初受賞。
レアル・マドリードでプレーした約 14 年間で公式戦通算 647 試合に出場したベンゼマ。この期間で奪ったゴール数「353」は、C・ロナウドの「450」に次ぐ、クラブ歴代 2 位の数字となっています。また、在籍期間中には、ラ・リーガを4 度、CLを5 度、コパ・デル・レイ(国王杯)を3 度制するなど、合計 24 個ものタイトルを手にしました。
次に注目するのはどこか
ベンゼマの今後の動向に注目が集まっています。報道によると、アル・イテハドとの交渉が合意に達しつつあるという情報があります。今後どのクラブがベンゼマを獲得するのか、その活躍に期待が高まります。
レアル・マドリードはこれから
ベンゼマの退団によって、レアル・マドリードはストライカーの補強を考える必要があります。また、チームの戦術にも変更が生じるかもしれません。
しかし、クラブは歴史に残るストライカーを育てたことに誇りを持つべきです。ベンゼマの名はレアル・マドリード史に残るでしょう。
まとめ
レアル・マドリードはベンゼマの退団を発表しました。彼は14 年間の在籍でクラブ史に名を刻む活躍をし、多くのタイトルに貢献しました。今後のベンゼマの動向に注目が集まりますが、彼が残した功績はレアル・マドリード史に残るでしょう。
<< photo by Ketut Subiyanto >>