関東甲信に線状降水帯の発生おそれ
気象庁によりますと、関東甲信地方は2 日夜から3 日午前中にかけて、連なる雨雲である「線状降水帯」が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。関東南部と甲信では、24 時間に降る予想雨量は250ミリと多く、地滑りや浸水などの被害に備える必要があります。また、強風や大しけ、落雷や突風にも注意が必要です。
前線活動の影響で発生する線状降水帯
前線が停滞している本州付近に台風からの湿った空気が流れ込み、地方ごとに異なる雨の発達を引き起こしています。前線は、東西に長く伸びており、日本海側から続くことが多いため、東北や北海道でも梅雨前線の影響を受けています。前線が発達すると、次々と雨雲が連なって線状降水帯が発生し、より広い範囲に雨が降り注ぐことになります。
災害への備えと早めの避難の重要性
関東甲信地方で激しい雨が降ることにより、土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水などが発生するおそれがあります。自治体からの情報にも注目し、早期の避難が求められます。そして、激しい雨の懸念がある夜間の帰宅においても、できるだけ早めに帰宅するようにするなど、必要な備えをしておかなければなりません。
最新情報の確認が必要
現場においては、正確な最新情報の入手が必要です。気象庁や自治体の情報、交通情報などを確認し、自分自身や周りの人々の安全を確保するためにも、全力で対応していく必要があります。
<< photo by Brianna Tucker >>