【#みんなのギモン】大丈夫？…4年ぶりの大規模花火大会に70万人 … -> 4年ぶりの大規模花火大会、70万人の安全が心配される

大丈夫？…4 年ぶりの大規模花火大会に70 万人超 駅前も“封鎖”…殺到する観客を守る秘策とは

新型コロナウイルスの影響で中止されていた花火大会が今年の夏、4 年ぶりに復活

今年の夏、新型コロナウイルスの影響で中止されていた花火大会が各地で復活することが決まりました。その中でも、東京都内で開催される大規模花火大会の先陣を切るのが「足立の花火」です。これまでで最も多い70 万人以上の観客が集まる見込みです。

連携して行われる安全対策

この花火大会では、自治体や警察、消防が連携して、かつてない安全対策が行われる予定です。主催する足立区や観光交流協会、警察などにとっても、4 年ぶりの開催にあたり、いかにして花火大会を安全に運営するかが課題となりました。そのために、様々な取り組みが用意されています。

前回の参加人数を上回る70 万人以上の見込み

足立の花火は大変人気のあるイベント

「足立の花火」は、東京・足立区の荒川河川敷で開催されます。約 1 万 5000 発の花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩ります。主催者の発表によると、今年は前回の2019 年よりも2000 発多い打ち上げが予定されており、前回約 67 万人が訪れた花火大会を上回る70 万人以上の観客が見込まれています。

安全対策の一環として駅前を封鎖、車両の通行禁止

北千住駅前ロータリーを封鎖し、バスやタクシーの駅到着を制限

今年の花火大会では、交通規制が例年よりも長時間かつ広範囲にわたります。そのため、北千住駅前ロータリーを含む周辺の車両の通行が全面禁止されます。これにより、バスやタクシーも駅に入ることができず、バスは規制エリアの外で折り返し執行されます。主な狙いは、花火大会終了後に駅に殺到する人々と車両の接触を最小限に抑えることです。

国道の1 車線を歩行者専用レーンに設定

また、新たな対策として、国道 4 号線の1 車線を歩行者専用にすることも決定されました。国道 4 号線は片側 3 車線ありますが、花火大会に参加する人々が駅まで安全に誘導されるために、明確な歩行者ルートを作る必要があります。このため、1 車線が歩行者専用に設定されます。

分散退場の実施

さらに、新たな対策として、花火大会終了後に観客が打ち上げ会場に近い場所に30 分程留まることが求められます。その後、北千住駅に近い観客を先に誘導し、その後、会場周辺の観客を帰宅させる分散退場が行われます。これにより、観客の帰宅時の混雑を緩和することが狙いです。

警察官と民間警備員の数も増加

安全対策の一環として、足立区観光交流協会では警察官の数を非公表にしましたが、千住警察署には前回の倍となる人数で警備にあたる予定です。また、民間の警備員も前回の666 人から806 人に増加します。さまざまな経験が生かされ、安全面を重視した対策が取られています。

安全を最優先に考える足立区観光交流協会

足立区観光交流協会の坂田光穂事務局長は、「足立の花火」が開催されるのは今回で45 回目となります。「毎年開催していれば、去年の経験から学ぶことができますが、運営側も観客も4 年ぶりなため、安全面を最優先に考えたいと思っています。」とコメントしています。

まとめ

今年の夏、4 年ぶりに開催される大規模花火大会「足立の花火」ですが、主催者や関係者は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、さまざまな安全対策を講じています。駅前の封鎖や交通規制、分散退場の実施など、観客の安全を最優先に考えた取り組みが行われます。足立区観光交流協会も「4 年ぶりの夏の風物詩」が滞りなく終わることを期待しており、多くの方々に楽しんでいただけることを願っています。