韓国出身の人気 DJ・DJ SODAが音楽フェスで性的暴行被害に遭う
大阪・SENNAN LONG PARKにて行われた音楽フェスティバル「MUSIC CIRCUS’23」で、韓国出身の人気 DJ、DJ SODAが性的暴行被害に遭ったことを報告しました。
「MUSIC CIRCUS」は2014 年に始まり、今年で10 周年を迎える音楽イベントです。今年は8 月 11 日から13 日までの3 日間、青山テルマ、JP THE WAVY、Awich、加藤ミリヤ、清水翔太などのアーティストが出演しました。
8 月 14 日にDJ SODAは自身のTwitterアカウントを通じて、パフォーマンス中に観客から胸をつかまれたと告白しました。彼女は公演後も平気な素振りを見せるために公演を続けましたが、「とても不愉快でしたが、平気なふりをしながら公演を続けるしかありませんでした」「あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています」とコメントしました。さらに、彼女は複数の観客から胸元を触られる様子を写真とともに公開し、「男たちだけが私の胸を触ったのではありません。この女も笑いながら私の胸を掴みました」と述べ、男性客と女性客の両方から加害を受けたことを報告しました。
フレンドリーなDJ SODAの被害に衝撃広がる
DJ SODAは公演中にファンとの交流を楽しむことで知られており、公演終了時には舞台の下に降りてファンとハグをしていました。彼女が性暴行を受けるという事態は、彼女の10 年以上にわたるキャリアにおいて初めてのことであり、「こんなことをされたことにとても戸惑って信じられないし、もう舞台の下や前の方に行ってファンの皆さんに近寄りがたいと思っています…」「公演中にセクハラを受けたことは初めてなので勇気を出して言いたかったです」とコメントしました。
被害を受けたDJ SODAの主張と反論
DJ SODAは、自身が被害を受けたことについて、被害を誘発したと指摘される露出度の高い服装について言及しました。彼女は「私は人々に私に触ってほしいから露出した服を着るのではない。私は服を選ぶ時、自己満足で着たい服を着ているし、どの服を着れば自分が綺麗に見えるかをよく知っているし、その服を着る事で自分の自信になる」と述べ、セクハラと性的暴行はどんな服を着ていたとしても正当化できないと主張しました。さらに、「私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです。だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を伺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!」と呼びかけました。
セクハラ被害の正当化は許されない
このような出来事から、セクハラや性的暴行に対する議論が再燃しています。被害者の服装や態度によって被害を正当化することは、根本的に間違っています。人は自分の体に関して自己決定権を持っており、他人がそれを侵害することは許されません。被害者は自分自身を守るために公表することが重要であり、被害を報告する勇気を持つように促す必要があります。
結論:被害者支援と意識改革が求められる
DJ SODAの被害告白は、音楽フェスやライブイベントにおけるセクハラや性的暴行の存在を再認識させるものであると言えます。被害者を支援するためには、イベント主催者や関係者、観客自身が意識改革を図り、安全な環境を提供することが重要です。
また、被害者が告白することで社会全体が問題に向き合い、セクハラや性的暴行の撲滅に向けた取り組みを行う必要があります。被害者を非難するのではなく、被害者を支えることが必要です。そして、セクハラや性的暴行は決して許される行為ではないことを再確認し、それを拡散することで社会の意識を変えていく必要があります。
<< photo by Anete Lusina >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。