最後の1 時間に突入、ヨシムラSERT Motulのレインタイヤ選択で失速
レース概要
2023 年の鈴鹿 8 耐決勝レースは、「コカ・コーラ」鈴鹿 8 時間耐久ロードレースの第 44 回大会として、三重県の鈴鹿サーキットで8 月 6 日にスタートしました。決勝レースは約 7 時間が経過し、現在はTeam HRC with 日本郵便(長島哲太/高橋巧/チャビ・ビエルゲ)が単独首位を独走しています。
しかし、レースは終盤戦に差し掛かり、様々な展開が見られました。雨雲が鈴鹿サーキットの上空を覆い始め、一部のセクションで雨が降り始めるという難しいコンディションとなりました。
この変化に対応するため、2 番手を走っていたヨシムラSERT Motulはレインタイヤを選択しましたが、ピットアウト直後に転倒してしまいました。修復に時間を要し、結果的に12 番手まで後退してしまい、表彰台圏外となってしまいました。
Team HRCの好調
一方、トップをひた走るTeam HRCは、188 周を終えてピットインし、スリックタイヤを選択した長島が最後のスティントに臨みます。Team HRCはこれまでのレースで好調をキープしており、現在のところ他のチームをラップダウンするほどの速さを見せています。
順位情報
現在の7 時間経過時点での各マシンの順位は以下のとおりです。
Pos. | No. | Class | Team | Rider | Motorcycle | Tyre | Lap | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | EWC | Team HRC with Japan Post | 長島哲太/高橋巧/チャビ・ビエルゲ | ホンダCBR1000RR-R | BS | 189 | – |
2 | 104 | EWC | TOHO Racing | 清成龍一/國峰啄磨/榎戸育寛 | ホンダCBR1000RR-R | BS | 187 | +2 |
3 | 76 | EWC | AutoRace Ube Racing Team | ダン・リンフット/津田拓也 | スズキGSX-R1000R | BS | 186 | +3 |
(※データは編集部集計)
難しいレーンコンディションに選手たちは順応を迫られる
今回のレースでは、7 時間経過時点での天候の変化により、選手たちは非常に難しいコンディションでの走行を余儀なくされました。一部セクションでは雨が降っていたり、降っていなかったりという状況が生まれたため、タイヤ選択やコース取りなどの戦略が非常に重要となりました。
特にヨシムラSERT Motulのレインタイヤ選択はリスクを伴うものでしたが、降雨が予想されるセクションでは当初有利な状況でした。しかしながら、あまりにも速い逆バンクでの転倒は意外なものであり、その結果表彰台から遠ざかることになりました。
一方、Team HRCはスリックタイヤでの走行を選択し、順調なスティントを重ねています。タイヤのグリップ力と選手のテクニックによるところが大きく、まさにモータースポーツの極意が問われる状況となっています。
レース終盤の展開と今後の注目点
レース終盤の展開
残り1 時間を切ったレース終盤では、首位を走るTeam HRCの優位が揺るぎないものとなっています。しかし、トップチーム同士の差は縮まっており、2 位のTOHO Racingや3 位のAutoRace Ube Racing Teamもまだまだ追い上げの余地があります。
また、雨の影響で不確保要素も多く、タイヤ選択やピットストップのタイミングなどは逆転の要素となりうるでしょう。選手たちはコンディションの変化に素早く対応しながら、最後のスティントを駆け抜ける覚悟が求められます。
今後の注目点
最後の1 時間では、トップチームの動向に注目が集まりますが、表彰台争いや下位チームの追い上げも見逃せません。レース終盤ならではの熾烈なバトルが繰り広げられることでしょう。
また、天候の変化や不測の事態により、予測不可能な展開も起こり得ます。レースの勝敗は最後の瞬間まで分からない不確保要素がつきものです。一体どのチームが勝利を収めるのか、まだまだ見逃せない鈴鹿 8 耐の結末に注目です。
編集後記
鈴鹿 8 耐は長い時間をかけて繰り広げられる耐久レースですが、それによって選手たちの技術力やチームの戦略が試されます。特にレース終盤では、選手たちの体力や集中力が重要となります。
また、レース中の予想外の展開やトラブルも珍しくありません。そういった場面での冷静な判断が勝敗の分かれ目となります。選手たちはその場での最適な決断を迫られるため、逆境に対する対応力も求められます。
最後の1 時間がレース結果に大きく影響することは間違いありません。選手たちの激しいバトルやチーム戦略の駆け引きが観客を熱狂させることでしょう。
我々はその熱い戦いを見守りながら、個々の選手やチームの努力をたたえるとともに、モータースポーツの未来に期待を寄せることができます。
<< photo by Roberto Nickson >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。
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