【3 分解説】箱根駅伝の予選会とは?その楽しみ方を解説!
箱根駅伝予選会 いつから?
箱根駅伝では第 23 回(1947 年)から予選会が実施されています。初回の予選会は「第 1 回関東大学高専 10マイルチームレース」として行われ、出場希望校が1チーム8 名編成で参加しました。その後、予選会のコースや選考方法は変遷を重ね、第 81 回からは陸上自衛隊立川駐屯地をスタート地点としています。
どうしたら予選会に出場できるの?
予選会への参加資格は以下の条件を満たす必要があります。
- 2023 年度日本学生陸上競技連合に男子として登録されており、かつ予選会や箱根駅伝本大会の出場回数が通算 4 回未満であること。
- 1 校 1チームまでエントリーできる。
- エントリーは10 名以上 14 名以下で行う。
- 出場できる人数は10 名以上 12 名以下とする。
- 全員が10000mを34 分以内のトラック公認記録を持っている。
ただし、今年度の第 100 回記念大会では、参加資格が関東の大学に制限されず、「日本学生陸上競技連合男子登録者」として全国の大学が参加できることが決定しています。したがって、例年とは異なる顔ぶれのチームが競い合うことが予想されます。
コースの見どころ
予選会のコースは陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、立川市街地を経て国営昭和記念公園でゴールするハーフマラソンの距離です。
①めったに見られないスタートの光景
駐屯地のスタート地点では、エントリーチームが一列になる緊張感と壮観さの光景が広がります。
②スタート直後に駐屯地を周回
すぐに立川市街地には入らず、駐屯地を2 周するため、約 700 人のランナーが広い駐屯地を駆け抜ける光景は圧巻です。
③応援の“声”が戻る立川駅前
コロナ禍で失われていた応援の声が立川駅前で耳に戻ってきます。ここからレースが本格的に動き出します。
④勝負所は国営昭和記念公園終盤のアップダウン
公園内は細かいアップダウンが多く、特に17km 過ぎの上り坂が勝負所となります。このポイントでの戦いが展開の分岐点となります。
ピックアップポイント!
予選会の最速記録や最小タイム差などの注目ポイントを紹介します。
予選会の最速記録
- チーム総合:順天堂大学 10 時間 23 分 34 秒(2020 年)
- 個人総合:ラジニ・レメティキ 1 時間 00 分 13 秒(2020 年)
- 日本人最高記録:塩尻和也 1 時間 01 分 22 秒(2018 年)
予選透過との最小タイム差
2006 年の予選会では、タイム順で7 位だった拓殖大学が、関東インカレポイントでの逆転劇を経て急落し、次点の10 位になるという激しい戦いがありました。
展開はどうなる!
予選会当日の天気は晴れで最高気温 23℃となる予報です。この条件下では過酷なレースになる可能性が高いです。各校の戦略が試される予選会では、序盤からスピードレースなのか、力を温存して終盤で追い上げるのかという瞬間が注目されます。
本戦に出場するためには…
予選会では各校上位 10 人のタイムの合計で順位が決まり、上位 13 校が本戦に出場します。ただし、すでにシード校として本戦出場が決まっている上位 10 校は除きます。今年度は予選透過枠が10 枠から13 枠に増えているため、最多エントリー数の57 校が激しい争いを繰り広げます。最終結果は最後までわからない戦いとなるでしょう。
【3 分解説】箱根駅伝とは?その歴史や楽しみ方を解説!
箱根駅伝(正式名称: 東京箱根間往復大学駅伝競走)は、年に一度 1 月 2 日と3 日に開催される大学駅伝競走です。関東学生陸上競技連盟と読売新聞社が主催・共催し、往路・復路の合計で馬路 10 区間 217.1kmを走る競技です。
箱根駅伝予選会 いつから?
箱根駅伝では第 23 回(1947 年)から予選会が実施されています。初回の予選会は「第 1 回関東大学高専 10マイルチームレース」として行われ、出場希望校が1チーム8 名編成で参加しました。その後、予選会のコースや選考方法は変遷を重ね、第 81 回からは陸上自衛隊立川駐屯地をスタート地点としています。
どうしたら予選会に出場できるの?
予選会への参加資格は以下の条件を満たす必要があります。
- 2023 年度日本学生陸上競技連合に男子として登録されており、かつ予選会や箱根駅伝本大会の出場回数が通算 4 回未満であること。
- 1 校 1チームまでエントリーできる。
- エントリーは10 名以上 14 名以下で行う。
- 出場できる人数は10 名以上 12 名以下とする。
- 全員が10000mを34 分以内のトラック公認記録を持っている。
ただし、今年度の第 100 回記念大会では、参加資格が関東の大学に制限されず、「日本学生陸上競技連合男子登録者」として全国の大学が参加できることが決定しています。したがって、例年とは異なる顔ぶれのチームが競い合うことが予想されます。
コースの見どころ
予選会のコースは陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、立川市街地を経て国営昭和記念公園でゴールします。
<注目チーム>
大東文化大学
前回の予選会で1 位透過した大東文化大学は、今回も上位争いが予想される選手がエントリーしています。特にピーター・ワンジル選手は前回の個人 5 位であり、注目度が高いです。
東京国際大学
留学生のリチャード・エティーリ選手が注目を集めています。東京国際大学は近年、強豪校として成績を上げており、日本人選手も上位に入る力を持っています。予選会では注目される存在になるでしょう。
東京農業大学
東京農業大学では、スーパールーキーの前田和摩選手が注目されています。彼はU20 日本歴代 2 位の実力を持ち、他にも力強い選手が控えています。10 年ぶりの本戦出場が期待されます。
展開はどうなる!
予選会当日の立川市周辺の天気予報は晴れで、最高気温 23℃となる予測です。この条件下では過酷なレースになる可能性が高いです。各校の戦略が試される予選会では、スピードレースなのか、終盤まで力を温存するのかといった戦略が注目されます。
本戦に出場するためには…
予選会では各校上位 10 人のタイムの合計で順位が決まり、上位 13 校が本戦に進出します。ただし、既にシード校として出場が決まっている上位 10 校は除外されます。今年度は予選透過枠が10 枠から13 枠に増えており、最多参加数の57 校が激しい競争を繰り広げるでしょう。最終結果は最後までわからない緊迫した戦いとなることでしょう。
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すべての学生ランナーにとって、緊張感と期待が入り混じる箱根駅伝予選会。ぜひその魅力を楽しんでいただければと思います。
<< photo by Emma Simpson >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。