渡邉和雄調教師: “秋にはもっと強いミックファイアをお見せ出来ると思う”
大井競馬場での偉業
7 月 12 日、大井競馬場で行われた南関東三冠競走の最終戦、ジャパンダートダービー(交流 G1・ダ2000m)が行われました。この競走で、ミックファイアという馬が22 年ぶりに無敗の三冠を達成し、大井競馬場は「御神本コール」に包まれました。
渡邉和雄調教師のコメント
ミックファイアの調教師である渡邉和雄氏は、「本当に嬉しいですね、今日は。色んな何年ぶりだというのをずっと聞いていて、本当に自分のところの馬がこんな偉業を達成出来るのかなというのもあったんですけど、今日は強かったですね。東京ダービーが絶対に負けちゃいけないレースだったので、その時の方が緊張した感じはあります。今日は二冠で、三冠に向けて迎え撃つ立場なんだけど、チャレンジャーの気持ちでいこうという感じでいきましたので、今日の方が緊張しないで見れました。それでもかなり緊張していたと思います。(場内の御神本コールについて)嬉しいですね。私なんかほんとに日本ダービーでアイネスフウジンが勝った中野コールの時の、東京競馬場にいた競馬ファンの一人ですので、まさか地元で、大井競馬場で御神本コールを聞けると思っていなかったので、すごく嬉しいです。
秋の展望
渡邉調教師は、今後の展望について次のように語りました。「この後まだまだ伸び代も十分に残っている馬ですので、秋にはもっと強いミックファイアをお見せできると思いますので、その時にはまた満員の競馬場でご声援いただければと思います。秋は今年 JBC 開催が地元の大井で行われますので、そこのJBCクラシックとかを考えて、そこで更に結果を残すようだったら、久しく地方の馬がJRAの競馬場でG1 競走勝った馬がいないので、中京のチャンピオンズカップなんかも行けたらいいなっていうのを、オーナーとレース前に話していました。」
エディトリアル:ミックファイアの活躍と地方競馬の可能性
ミックファイアの無敗の三冠達成は、南関東の競馬界にとって歴史的な瞬間です。地方競馬の馬がJRAの競馬場でG1 競走を制することは、かなり珍しいことであり、ミックファイアの成績は注目に値します。
このような成果は、地方競馬界にとって大きな意義を持ちます。地方競馬の競技レベル向上や競馬場の整備は、地域の産業振興や地方の魅力向上にも貢献します。ミックファイアの成功は、南関東地方の競馬ファンや関係者にとっても大きな喜びであり、今後の地方競馬の発展に寄与するでしょう。
アドバイス:次なるステップへの挑戦
ミックファイアはまだ若い馬であり、まだまだ成長の余地があります。秋のシーズンで、更なる高みを目指すために、適切なレース選択が重要です。渡邉調教師は、JBCクラシックや中京のチャンピオンズカップなどのG1レースを検討しているようです。
このようなレースでの好成績は、地方競馬のプレステージを高めるだけでなく、馬自体の価値も向上させます。ミックファイアの持つポテンシャルはまだまだ開花しており、秋のレースでの活躍が期待されます。
競馬ファンにとっても、ミックファイアの快進撃は注目すべきものです。この馬の成長や次なるステップへの挑戦に目を向け、その活躍を見守っていくことでしょう。
<< photo by Jamison Riley >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。