信雄の人物像:カリスマ性のない戦国武将
信雄は、大河ドラマ「どうする家康」において、家康の人生に大きな影響を与える重要な人物として描かれています。彼の父は孤独なカリスマ・織田信長であり、信雄自身もカリスマ性を受け継いでいると思われがちですが、実際はまったく逆で、彼は他の優れた戦国武将たちに挟まれ、よく利用され、困ったときには偉い人に頼る才ある人物です。彼は常に「どうする信雄」という状態であり、抜群の生存本能を持ちながらも乱世を生き抜いていくのです。
才ある人に挟まれる信雄
信雄役の浜野謙太さんは、信雄を「すごい才能の中に挟まれている人」と捉えています。彼の小説を読むと、劣等感にまみれた人物であり、その気持ちはとても理解できると言います。浜野さん自身も芸能界で活躍する中で、才能溢れる人々に触れ合う機会がありました。例えば、秀吉役のムロツヨシさんや俳優でありながらバンドのリーダーでもある星野源くんなどです。彼らの才能に圧倒され、驚くことも多かったそうです。
信雄も同じく、様々な才能や頭の良い人々に触れることで右往左往し、驚くこともあるでしょう。しかし、信雄のような人物が戦国時代に存在していたことは、実は非常に重要です。彼は戦国武将らしからぬ感じで、他の人々が「挟み撃ちにしてやる!」や「ふふ、そうきたか」と考えているときに、信雄は「え?そんな考えあったの!?」と驚きます。このような立ち振る舞いが、戦国時代の物語に立体感を与えているのです。
家康と信長の息子として
浜野さんは、信雄の父である信長を演じた岡田准一さんと会ったことはないそうですが、放送を観て信雄が信長の孤独なカリスマとして振る舞う様子から、信雄自身が信長の強いリーダーシップに憧れ、同じようにふるまおうとしたのではないかと考え、アイデアを出し、再現しているそうです。
撮影中も、信長とのつながりを感じさせる演技を披露しているそうで、その一環として暴力的なシーンも行ったようです。ウラでの撮影中に、エキストラの方に「ちょっとすみません本番でやっていいですか?」と尋ね、「お前のせいじゃ~!」と暴力を振るう場面を再現したそうです。
撮影ウラでの交流
浜野さんは、「在日ファンク」のボーカル兼リーダーとしても活躍しており、撮影ウラでは、音楽の話題などでも大いに盛り上がったそうです。共演した松重豊さん(石川数正役)は音楽好きであり、撮影の合間に少し疲れている松重さんを見かけた時に、音楽のサブスクの楽しみ方を教えてもらいました。また、松山ケンイチさん(本多正信役)がゲーム好きだと知り、ゲームの話題を振ったら、予想以上に情報が返ってきたため、浜野さんは「もう大丈夫です」と言われるほどでした。
信雄の見どころ
信雄は、秀吉と家康が戦う小牧長久手の戦いのきっかけを生む重要な人物とされています。浜野さんによれば、信雄の翻弄され具合や変わり身の具合が今後の見どころだとのことです。最初は家康のパートナーとして描かれ、良きお父さんを見つけたような印象を受けます。しかし、徐々に信雄独自のクレバーさが垣間見え、手のひら返しをしていく様子が楽しめるとのことです。撮影中には、カットがかかった瞬間に松本潤くんが「この野郎!」と言うのも憎たらしい信雄の一面を表現しているのだとか。
浜野謙太さんからのメッセージ
浜野さんは、「信雄に対する愛知のみなさんの思い入れってあるのでしょうか?」と笑いながら聞かれた際、「信雄は長生きしましたよ。織田家を存続させるなど、愛知の人々に愛されるようにスタッフさんも描いてくれました。信雄のシーンも楽しんで見ていただければうれしいです」と述べました。
筆者のコメント
大河ドラマ「どうする家康」において、信雄役を演じる浜野謙太さんとのインタビューでは、彼の人物像や役作りについて多くの情報が語られました。信雄はカリスマ性のない戦国武将として描かれており、その立場や性格が物語に立体感を与えています。信雄の生き様や戦乱の中での決断に注目するとともに、彼を演じる浜野謙太さんの活躍も見逃せません。大河ドラマ「どうする家康」は、戦国時代から東海地方の物語として展開されるため、視聴者にとって非常に興味深い作品となっています。
<< photo by Alex Green >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。