エヌビディアの売上高予想、市場を大きく上回る
半導体大手のエヌビディアが23 日、第 3・四半期の売上高予想を発表し、市場予想を大きく上回りました。同社は人工知能(AI)向け半導体の需要急増に追い風を受けており、新たに自社株買い計画も発表しました。エヌビディアの株価は引け後の取引で9.6%上昇し、最高値を記録しました。
エヌビディアとAIブーム
投資家はエヌビディアがAIブームで大きな恩恵を受けるとみており、同社の株価は今年に入って3 倍に上昇し、半導体メーカーとして初めて時価総額が1 兆ドル規模に達しました。アナリストは、エヌビディアのAI 向け半導体の需要が供給を少なくとも50%上回っていると予想しており、需要超過が今後数四半期続くと見込まれています。
エヌビディアのCEO、ジェンスン・フアンのコメント
エヌビディアのCEOであるジェンスン・フアンは、声明の中で「世界中の企業が、汎用コンピューティングからアクセラレーテッド・コンピューティングや生成 AIへと移行しつつある」と述べました。エヌビディアはAIシステム事業において他のサプライヤー製の半導体や部品を利用しており、これが第 2・四半期の成長に最も貢献した要因だと説明されています。
エヌビディアのサプライチェーンの課題
エヌビディアが絶大な地位を築いたことが明らかになった一方で、エヌビディアが生産量を増やすためには世界的な需要に対応するためのサプライチェーンの課題を乗り越える必要があるとの指摘もあります。特に、データセンター向け半導体の供給を確保するためにエヌビディアが多額の支出を行っていると報じられています。
エヌビディアのデータセンター事業の将来予想
アナリスト予想によれば、エヌビディアのデータセンター事業の売上高は2025 年までに400 億ドルに達する見通しです。特にAI 関連の半導体の需要が後押しし、成長が期待されています。
エヌビディアの将来への懸念
エヌビディアのCFOであるコレット・クレスは、電話会見で米国が中国へのAI 向け半導体販売にさらなる輸出規制をかけたとしても、業績に直ちに影響を与えることはないと述べました。しかし、このような規制が行われることにより、「米国の産業が世界最大級の市場で競争し、リードする機会を永久に失うことになる」と懸念を示しました。
エヌビディアが示すハイテク市場への影響
ウェドブッシュ証券のアナリスト、ダニエル・アイブズ氏は、エヌビディアの決算がハイテク市場に波紋を広げるとの見方を示しました。エヌビディアが卓越した地位を築くにつれて、半導体への世界的な需要が高まり、サプライチェーンのハードルを乗り越えて生産量を増やす必要があると指摘されています。
まとめ
エヌビディアの第 3・四半期の売上高予想は市場を大きく上回り、同社の株価も9.6%上昇しました。エヌビディアはAIブームに乗って圧倒的な地位を築き、需要超過が続くと予想されています。ただし、サプライチェーンの課題や外部要因による懸念も存在し、将来の挑戦が注目されています。
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