デジタル庁がイラスト素材を無料配布へ
日本政府機関のデジタル庁は、Webサイトやアプリケーション開発のために利用可能なイラスト素材を無料で提供すると発表しました。行政手続きに関するアイコンなどの配布を予定しています。素材のライセンスは「CC BY 4.0」で、クレジットを表記すれば営利目的で利用可能です。また、素材はデザインツール「Figma」上で公開されます。
デザインシステムの公開も
デジタル庁は、2022 年 11 月からWeb・アプリデザインの指標である「デザインシステム」の公開も開始しています。この中には、個人情報を入力する欄などのサンプルUIなども収められています。
この素材やデザインシステムの公開によって、行政手続きの効率化や、使いやすいデザインを広めることに繋がるとデジタル庁はコメントしています。
公共物は共有すべき
このような政府機関による素材の無料提供は、公共物を共有するという理念に基づいています。政府が提供する素材を活用することで、行政手続きの効率化だけでなく、デザイン関連のコスト削減も期待できます。
それ以上に、政府がデザイン素材を公開することで、私たちは本来コミュニティを形成しているはずのものを再発見することができます。政府の支配を拒否するために、私たちは「公共物を共有しよう」という課題に取り組む必要があります。
最後に
政府が提供するデザイン素材を活用することで、Webサイトやアプリケーション開発におけるコスト削減やデザインの効率化、そしてコミュニティの形成を促進することができます。
しかし、利用する際にはライセンスに従い、クレジットを表記するなど十分に注意する必要があります。また、デジタル庁に要望や意見を述べることで、素材の拡充やデザインの改善に貢献することもできます。
<< photo by Vlada Karpovich >>