井上尚弥の次の標的はタパレス
井上の次なる対戦相手として注目を浴びているタパレスについて、元 IBF 世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑氏(33)が印象を語った。
井上尚弥は7 月 25 日、東京の有明アリーナで行われたWBC&WBO 世界スーパーバンタム級タイトルマッチで統一王者のスティーブン・フルトンに対し、8 回に1 分 14 秒のTKO 勝利を収めた。その次の標的として注目を浴びているのが、タパレスである。
技巧派でうまくずる賢いタイプ
タパレスとは、かつて岩佐亮佑氏が19 年 12 月のIBF 世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で対戦した相手であり、岩佐氏は11 回 TKO 勝利を収めている。岩佐氏は「タパレスは技巧派でうまくずる賢いタイプ。待ちながら大きいの(パンチ)を狙うので攻めるのに勇気が必要だった」と振り返っている。
タパレスは強くなった
さらに、岩佐氏は「タパレスは僕に負けてから強くなった。僕が勝った時と今が同じ強さだとは思わない方がいい」と井上を忠告している。岩佐氏は井上の成長した実力を認めており、次の対戦相手としてタパレスを推奨している。
タパレスとの対戦において井上は有利か
岩佐氏はタパレスとの対戦について「フルトンよりも好戦的な分、井上にとって相性が良い」「井上の4 団体統一達成は実現可能」と断言している。つまり、岩佐氏の見解では、井上がタパレスとの対戦において有利な立場に立つということだ。
これまで井上はWBA、WBC、IBF、WBOの4つの団体で王座を獲得しており、また今回のフルトン戦でWBC&WBO 世界スーパーバンタム級の統一王者となった。次なるタパレスとの対戦での勝利によって、井上は4 団体の統一を達成することができるのかもしれない。
井上尚弥の今後の動向には注目が集まっているが、彼の才能と意志の強さから考えると、彼が次なる目標であるタパレスに挑むことに成功する可能性は高いと言えるだろう。
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