井岡一翔、判定で”覚悟のリマッチ”制す ~ボクシング世界戦~
井岡一翔、王座獲得を果たす
ボクシングWBA 世界スーパーフライ級タイトルマッチが23 日、東京・大田区総合体育館で行われました。この試合で、井岡一翔(志成)選手は前日の計量での体重超過により王座を剥奪されたジョシュア・フランコ選手に対し、判定で勝利しました。井岡選手はこの試合でWBA 王座を獲得しました。
この試合前には、井岡選手からドーピング検査で大麻成分が検出されたという報告がありました。しかしこれは世界ドーピング防止機構(WADA)の基準以下の量だったため、違反はなかったことが判明しました。試合前日にはフランコ選手が体重超過で王座を剥奪されるというトラブルもありましたが、井岡選手とフランコ選手はこの試合で再びリングに上がることとなりました。
井岡一翔の“覚悟”とは
この試合は「覚悟のリマッチ」と銘打たれました。昨年末に行われたWBA・WBO 世界スーパーフライ級王座統一戦はドローとなり、結果が出なかったため、リマッチが実現しました。このために井岡選手はWBOの王座を返上し、リマッチの実現を追求しました。
試合では井岡選手は左ジャブと左ボディを軸にフランコ選手に立ち向かいました。そして井岡選手は試合前のフランコ選手の体重超過については意識せず、自身との勝負に集中したと語っています。結果、試合はフルラウンドまで続き、3-0のユナニマスディシジョンで井岡選手が勝利しました。
フランコ選手の反省と井岡選手の展望
試合後、フランコ選手は体重を調整できなかったことを残念に思いながらも、井岡選手の強さを認めました。一方で、フランコ選手は個人的な理由で体重調整が間に合わず、試合中止を考えたと述べています。井岡選手は試合後には自身のキャリアに泥を塗った感があると述べました。
井岡選手は今後も挑戦を続ける姿勢を見せています。彼はリング上でファンに対し、WBC 王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との試合を望んでいます。
まとめ
ボクサーの井岡一翔選手が判定で勝利し、WBA 世界スーパーフライ級王座を獲得しました。この試合は井岡選手の覚悟と闘志が試される一戦となりました。井岡選手は自身の潔白を訴え、試合に集中し切り抜けました。
一方で、フランコ選手は体重超過により王座を剥奪されたことを悔いています。彼は井岡選手の強さを認めつつも、自身のキャリアに傷をつけてしまったと感じています。
井岡選手は今後も挑戦を続ける意志を示しており、ファンにとって今後の彼の活躍に期待が高まります。
<< photo by Metin Ozer >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。