平野佳寿が通算 250セーブを達成
平野佳寿投手が2 日の日本ハム戦で通算 250セーブを達成しました。この記録は、史上 4 人目の快挙となります。試合数にこだわる平野選手は、ベテランならではの視点で自身の野球人生を見つめ直しています。
ベテランの視点からのこだわり
平野佳寿投手は、通算 250セーブを達成したことに喜びを爆発させました。しかし、その喜びも束の間で、「素直に嬉しい。ただ、僕の大事なグラブを濡らしにきたので、ちょっと怒ってます」と、茶目っ気たっぷりに笑いながらも、自身のこだわりを明かしました。
投手のマウンドでの戦い
平野佳寿投手は、もともとは先発投手として活躍していましたが、5 年目の2010 年に岡田監督(現・阪神監督)の指示で中継ぎに転向しました。当時の成績が3 勝 12 敗と大きく負け越していたため、「選んでいる余地はなかった。それだったらこの世界にしがみついていけない。言われたところで全うしてやるだけ」と、覚悟を決めてチームのために全力を尽くすことを決意しました。
リリーフエースとして活躍
その後、平野佳寿投手は力のある直球と落差の大きいフォークボールを武器に活躍し、リリーフエースとして成長しました。2011 年には43ホールドで最優秀中継ぎに選ばれ、2014 年には40セーブを挙げ最多セーブのタイトルを獲得しました。また、史上 2 人目となる「150ホールド、200セーブ」も達成し、中継ぎとしての優れた実績を残しています。
「試合数」にこだわる理由
しかし、平野佳寿投手はホールド数やセーブ数にはあまり興味を示さず、自身が重要視しているのは「試合数」です。「岩瀬さん(元中日)は1000 試合を超えている。本当に凄いこと。ただ、試合を投げるだけかもしれないが、そこまでの準備とかケアも色々あるし、長年やっていかなきゃいけない記録だと思う。僕はそこを昔から凄くこだわっている」と述べています。
メンタルと体力の重要性
平野佳寿投手にとって、試合数を伸ばすためにはメンタルと体力が不可欠です。勝敗を左右する状況で投げることや、チームから必要とされることがなければ、マウンドに上がることはできません。彼はNPBで685 試合、MLBで150 試合に登板し、プロ野球の世界で800 試合以上を投げたことに誇りを持っています。
今後の意欲とファンへの約束
平野佳寿投手は現在 39 歳ですが、「もうちょっと頑張って(試合数を)伸ばしたい思いは強くある。ケガをしたり僕のせいでもありますけど、監督やコーチが投げさせてくれないというのもある。お願いしようかな(笑)」と、さらなる飛躍を誓っています。彼はまだ引退するつもりはなく、ファンに対して輝き続けることを約束しました。
まとめ
平野佳寿投手が通算 250セーブを達成しました。彼の野球人生は、先発から中継ぎへの転向や、リリーフエースとしての成長など、波乱に富んだものでした。試合数にこだわる彼の姿勢は、投手としての責任とプロ意識を示しています。彼の今後の活躍にも期待が高まります。
<< photo by Tomas Eidsvold >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。