後藤久美子と武井咲が30 年ぶりの共演で松本清張の名作をアップデート
松本清張の名作「顔」とは
松本清張は戦後の日本文学界を代表する作家の一人であり、その作品は数多くの映画やドラマ化されてきました。その中でも「顔」という作品は不朽の名作として知られています。物語は、不可解な連続殺人事件の謎に迫りながら、人間の心の闇や複雑な関係を描いています。
現代版へのアップデート
2024 年に放送予定のドラマスペシャル「顔」は、松本清張原作の物語を現代にアップデートした作品となります。このスペシャルドラマには、女優の後藤久美子と武井咲がダブル主演として出演します。後藤にとっては30 年ぶりのドラマ出演となることから、注目を集めています。
後藤久美子のドラマ出演決定の背景
後藤久美子はご自身の出演決定について、「非常に私事になりますが、オスカープロモーション所属歴 40 年なんです。でも、ここ何年も幽霊会員状態でして(笑)。事務所へ古賀会長、石川社長に会いに行っても、子育て相談所みたいな感じになってしまっていた」と語っています。
後藤は、自身が所属している事務所とのコミュニケーション不足を感じていたようですが、このドラマの出演を通じて、古賀会長や石川社長と再び仕事の話をする機会が訪れたことに感謝しています。後藤の率直な言葉には、40 年の長いキャリアを経ても人間らしい喜びと苦悩がにじんでいます。
武井咲の感想と後藤久美子への絶賛
一方、武井咲はこのドラマ出演について「久しぶりに現場に立つと感覚が戻ってきて、心地よくて。現場は楽しいなと思いながら過ごしています」と語っており、楽しい撮影現場を満喫しているようです。
また、後藤久美子との共演については、「普段お見かけできないので、神のような存在」と絶賛しています。さらに、「勝手ながら、家族のような温かい気持ちにしていただけるので、すごく会いたくなる方です」と話しており、後藤の魅力を存分に認めています。
アレンジされた物語を通じての深い人間ドラマ
後藤久美子は、このドラマスペシャルが松本清張作品ファンを裏切らない作品になっていると紹介しています。原作の物語の骨組みは生かしつつ、現代に合わせて大筋をアレンジした作品となります。
後藤は、「ドラマを見て、それぞれの役柄を通して、人として生きていく上での喜び、そして苦しみ、そんなことを視聴者の皆さまと共有できたらいいなと思っています」と語っており、この物語を通じて深い人間ドラマを描くことを期待しています。
<< photo by Kuno Schweizer >>
この画像は説明のためのもので、実際の状況を正確に描写していません。