気象庁、エルニーニョ現象の発生を発表
6 月 9 日、気象庁は「エルニーニョ現象が発生したとみられる」と発表し、今年の秋にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い(90%)と予測しました。気象予報士である前田智宏氏は、今年は「単なるエルニーニョ現象」ではなく、2018 年の西日本豪雨や台風 21 号で各地で大きな被害が出た状況と類似しており、異常気象が起きる恐れがあると指摘しています。
エルニーニョ現象とは?
エルニーニョ現象は、太平洋の海面温度が通常より高くなることで起こります。この現象は、日本の天気にも影響を及ぼします。エルニーニョ現象が起きている時は、西日本は低温となり、日本海側に雨が多く降る傾向があります。
ラニーニャからエルニーニョへの切り替わり
今年のエルニーニョ現象は、2018 年に発生したラニーニャ現象から急に変わってきたことが大きなポイントです。ラニーニャ現象は、ペルー沖の海面水温が低くなり、インドネシアで水温が高くなることを指します。急に変わったため、日本の天気に影響が出る可能性が高いという状況になっています。
2018 年の被害と今年の心構え
過去に、ラニーニャがエルニーニョに急に切り替わった年があり、それは2018 年でした。この年は、大雨や台風による被害が相次いでおり、今回とよく似ていると指摘されています。今年の夏には注意が必要であり、異常な気象や異常天候が起こる恐れがあるため、備えが必要とのことです。
エルニーニョ現象と環境問題
エルニーニョ現象が続くと、北部太平洋高気圧の張り出しが弱まり、梅雨前線を刺激し、大雨が発生する可能性があります。これは、環境問題としても重要であり、気候変化対策を強化する必要があるでしょう。
まとめ
今年の夏、日本は異常気象や異常天候が起こる恐れがあります。エルニーニョ現象が発生しているため、留意する必要があります。加えて、環境問題としても重要であるため、気候変化対策を進めることが求められると言えます。
<< photo by Marta Ortigosa >>
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