甲子園の注目校・専大松戸の持丸監督が明かす平野大地のプロ進出

専大松戸・持丸監督が明かしたプロ注目・平野大地「登板回避」の理由と背景

平野大地、甲子園での登板機会なく

専大松戸の平野大地投手は、甲子園での試合で一度もマウンドに上がることなく大会を終えました。このプロ注目の投手は、第 105 回全国高校野球選手権大会の3 回戦・土浦日大戦でもベンチから戦況を見守るにとどまりました。試合は6-10で逆転負けしましたが、平野は9 回に代打で起用されましたが、登板することはありませんでした。

登板回避について持丸修一監督の説明

試合後、専大松戸・持丸修一監督（75）は、平野が絶対的なエースでありながら登板することがなかった理由について説明しました。持丸監督は、甲子園での起用方針について、「投げさせるつもりはなかった」と明言し、「やっぱりストライクが入らなかったんで。試合で使える状態ではなかった」と述べました。

血行障害の可能性も

持丸監督は、「指先がしびれるということを6 月ごろからしていたが、（それが制球難の理由かは）分からない。血行障害か何かあるのかなとは思ってはいたけど」と述べ、千葉大会から平野の起用を控えていた背景に触れました。平野自身も不安を抱えた状態で甲子園に参加しました。このような状況を考慮し、持丸監督が平野の投手起用を避けたのは、投げられないなら余計に苦しむだけだからです。

指導者としての総合的な判断

持丸監督は、平野と毎日状態を確認し、選手の意思を尊重してきたと述べました。「投げられないとは言っていないが、そういう（投げさせてほしいという）アプローチもなかった」と説明しました。さらに、指導歴豊富な75 歳の名将は「これからは本人が修正して、これからの人生は自分でやるしかない」と述べ、将来に向けて平野が本来の輝きを取り戻すことを願っています。

プロ進出の意思は現時点ではない

高校生活最後の舞台を終えた平野にとって、気になるのは進路です。プロも動向を注視してきた彼は、「監督としっかり話をしてから」と述べ、「今の力では（プロのレベルでは）戦えない。（大学進学を念頭に）4 年間しっかり力をつけてから挑戦しようと考えています」と率直な心境を語りました。現時点では高卒即プロ入りの意思は持っていないようです。