藤井聡太叡王、宮古駅一日駅長に任命される
将棋の藤井聡太叡王は、叡王戦の第８期叡王戦第４局で菅井竜也八段に勝利し、叡王３連覇を果たしました。それから一夜明けた２９日、藤井は熱戦の開催地である宮古市の三陸鉄道宮古駅で一日駅長に任命されました。
鉄道ファンでも知られる藤井叡王は、三陸鉄道を見学したいとの希望を出し、一日駅長の企画が誕生
三陸鉄道によれば、三陸鉄道が好きだという藤井から、宮古での対局の際に「もしよければ三陸鉄道を見てみたい」という希望があったといいます。そこから一日駅長の企画が発展し、藤井と小山怜央四段は一日駅長を務めることとなりました。
藤井叡王、運転体験を楽しみながらエールを送る
藤井叡王と小山怜央四段は華やかな制服に身を包み、ホームで右手を高々と挙げ、出発の合図を行いました。同駅では車両基地見学や、運転体験が行われました。
藤井は一日駅長任命式で、三陸鉄道が1２年前の東日本大震災の際にもいち早く運転を再開されており、三陸地域の復興の象徴だと感じており、今日はとても貴重な経験をすることができたと語りました。また、小山怜央四段も「本当にこの経験は今後一生ないことかもしれない。ありがとうございました」と感謝の気持ちを表明しました。
石川義晃社長「お二人の出発の合図は三陸地域の復興に取り組む全ての人たちへのエールになると考えている」
三陸鉄道の石川義晃社長は「お二人の出発の合図は１２年前の東日本大震災を経験しながら今もなお三陸地域の復興に取り組む全ての人たちへのエールにもなると考えております」と、感慨深いコメントを寄せました。
叡王藤井聡太、将棋と鉄道の関係についてどう思っているのか
藤井聡太叡王は、将棋と鉄道の関係について、どのように考えているのでしょうか。
例えば、将棋においては、駒を進めることで勝利を目指します。同じように、列車も駅から駅へ進んでいくことで、目的地にたどり着くことができます。将棋と鉄道には、そんな共通点があります。
また、将棋も鉄道も、細かな計画や戦略が必要です。将棋では、自分の駒を守り、相手の駒を取りつつ、勝利につながる作戦を練る必要があります。鉄道でも、輸送計画やダイヤ改正、車両の点検や整備など、日々の細かな作業が大切です。
そんな将棋と鉄道を結びつける言葉として、「囲碁・将棋の駒を動かすように、列車を走らせよ」という言葉があります。この言葉には、将棋のように、鉄道にも綿密な戦略や計画が必要であることが表現されています。
まとめ
将棋の藤井聡太叡王が、宮古市での対局から一夜明けた翌日、三陸鉄道宮古駅の一日駅長に任命されました。車両基地見学や、運転体験を楽しむ中で、鉄道と将棋の関係についても考えたことでしょう。将棋と鉄道は、共通点が多く、どちらも細かな計画や戦略が必要なものです。今回の一日駅長任命を通じて、藤井叡王と小山怜央四段のエールは、鉄道の復興や、将棋界の青少年育成につながるものとなるでしょう。
<< photo by Luke Miller >>
