菅田将暉「ミステリと言う勿れ」で演じた久能整の言葉が「未来につながることを願う」
2023 年 9 月 15 日、俳優の菅田将暉が主演を務める映画「ミステリと言う勿れ」が全国 360 館で封切られました。菅田は共演の柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、松山博昭監督と共に初日舞台挨拶を行いました。
映画の概要
「ミステリと言う勿れ」は、フジテレビ月 9ドラマの2022 年 1 月期作品を映画化したものです。原作は田村由美氏の同名コミックであり、累計発行部数 1800 万部を超える人気作です。物語は、天然パーマの大学生・久能整が事件の謎を解き明かすだけでなく、人々の心も解きほぐしていく異色のミステリーです。映画では、ある旧家の遺産相続に絡む謎が描かれており、「広島編」とも称されています。
共演者とのトーク
昨年 12 月から今年 2 月までの撮影で打ち解けた共演者 6 人は、自由な雰囲気で楽しくトークを展開しました。再共演する際の話題について尋ねられた際に、柴咲は「6 人で”推し活”に挑む話」と答えると、菅田は即座に「いいですね。決まり」と返しました。
菅田は「なんでもできそうですね。ロードムービーでもいいし、お店を経営していてもいい。群像劇がいいですね。『ラスベガスをぶっつぶせ』のようなものもいいかな」と考えました。松下は「『オーシャンズ11』みたいなやつね」と言い、菅田は「でも、締まらないやつね」とさらに妄想を膨らませました。
松下は「医療もの」と提案すると、菅田は興味津々で「リアルなことを言いますね」と返しました。松下が「眼科医」と役どころを明かすと、菅田は驚きの表情を見せました。さらに、「耳鼻咽喉科医で」とジョークを飛ばしましたが、柴咲が真剣に「体についても学べそうですね」と答え、会場は笑いに包まれました。
菅田のコメント
菅田は笑顔で「いい雰囲気の挨拶で、キャストが冗舌だからこそ。そんな楽しい雰囲気の現場ができて、初日を迎えられて嬉しく思う」と述べました。そして、「ドラマから2 年、田村先生の素敵な言葉をどう言えば皆さんの心に届くかを考えていた。救われる言葉の強さを届けられるようにと思っていた」と告白しました。
一方で、「言ってみて悲しい気持ちにもなった。本当だったら言わずにすめば世の中はそれが一番平和だから」と素直な心情を吐露しました。そして、「そういう言葉を考えずに済む、優しい言葉をかけずに済む日々になればいい。整の言葉が皆さんの心にしみ入って、未来につながることを願っています」と真摯に訴えました。
興行収入の見通し
配給元の東宝によると、具体的な比較対象作品はないものの、映画の興行収入は目標として50 億円を見込んでいるとのことです。
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