黒柳徹子が語る紅白歌合戦初期の舞台裏：「今ではあり得ない出来事連発」

黒柳徹子、“紅白歌合戦”黎明期の困難について振り返る

女優の黒柳徹子氏がNHKの特別番組「うたコン 拡大スペシャル」に出演し、テレビ黎明期の「夢であいましょう」という番組や、「紅白歌合戦」を振り返った。彼女は、歌手の到着が遅れて誰も歌う人がおらず、また、歌唱順や演出がバラバラなど、今ではあり得ないような出来事が当時の紅白では発生していたことを明かした。

苦しい状況下で冷静に振る舞う必要性

生放送しかなかった当時、番組の進行がスムーズに行かない場面で黒柳氏は、場をトークでつないでいた。歌手が遅れたり、「女（紅組）が来ました！」などの声が聞こえた際に、黒柳氏は冷静に対応しなければならず、「ちょっとお待ちくださいませ」と語りかけていたという。

このような厳しい状況下で、黒柳氏は「生でどんどんやっていく、ショー・マスト・ゴー・オン（ショーは続けなければならない）というものはどういうものか、ずいぶん勉強しました」と語った。この言葉は、多くの人々にとって強いメッセージとなるだろう。

現在との違い

黒柳氏は、「今の紅白は違う」としながらも、当時の状況と対して懐かしみを感じていた。現在の紅白では、事前に歌唱順や演出が決定されており、スムーズかつ華やかな演出が期待できるという。

最後に

テレビ放送 70 周年の節目を迎える今年、黒柳徹子氏のようなベテランたちは、当時の厳しい状況下での功績を振り返っている。現代社会においても、人々は様々な苦難に見舞われることがある。

「ショーは続けなければならない」という言葉は、私たちに勇気を与える力がある。厳しい状況下でも、冷静であり、前向きであることが重要である。黒柳徹子氏の言葉を胸に、今後も変わらずに様々な苦難に立ち向かっていくことが必要であろう。