「ワンピース」尾田栄一郎先生、目の手術のため休載決定!
「週刊少年ジャンプ」で連載中の「ワンピース」の作者である尾田栄一郎先生が、目の手術により、2023 年 7 月 18 日(火)発売の33 号からの再開を予定していることが、「ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official」Twitterにて発表されました。この発表に対し、世界中のファンから、尾田先生の回復を祈る声が数多く寄せられています。
尾田先生の直筆メッセージについて
尾田先生は、手術のため「週刊少年ジャンプ」29 号~32 号で休載することを発表し、「ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official」Twitterにて直筆メッセージを公開しました。そのなかで、何度も自分自身で言い訳をしていたにも関わらず、納得のいく状態で仕事を続けることができず、手術に踏み切ったことや、手術の内容についても説明がありました。
乱視による仕事への支障
尾田先生は、「最近双子の人多いよねー」とつぶやいたところ、目の状態が悪化し、「ひどい“乱視”でね、物がぶれて見えるんですよ」と説明しました。これにより、仕事中の作業に支障が出てしまい、編集長に相談し、手術を決意したとのことでした。
ビームを出す手術
手術の内容について、尾田先生は「目から… ビームを出す手術をする事になりました!!」と説明しました。このフレーズが話題になった理由は、作者自身が、自作「ONE PIECE」の世界観を拡張するために、新たな能力を考え出す際には、何かしらの状況を補足するワンテクニックを持ったキャラクターを作り出すことが多いためです。そんな尾田先生が、自身に対して手術前から「『果たして、今のこの目ならば『ONE PIECE』の新技のキャラクターを書けるのか、と正直心配なのです・・・・・』と、本気で悩んでいる様子がありありです」といった旨をブログで書いており、その新たな技が「ビーム」という言葉であったため、ファンの間では話題になっています。
最終的に尾田先生が伝えたいこと
尾田先生は「せっかくだから肩にバズーカもつけて貰う」など、冗談を交えてメッセージを綴っていますが、最後は「またすぐに頑張って描ける体になります!!読んで楽しい思いをしていただけるように頑張ります!」と読者に向けてエールを送りました。
編集部のコメント
長期の連載を続けるマンガ家の厳しいワークロードは、多くの作家が目のトラブルに悩まされる原因でもあります。それゆえに、尾田先生が手術決意することによって、「休載することは恥ずかしいことではない」というメッセージを送ることにもつながります。また、手術や療養期間に同業の村田雄介先生をはじめ、多くのマンガ家がエールを送っていることからも、彼らが置かれる環境がどれだけ厳しいかについて、改めて知ることができました。
読者へのメッセージ
最後に、ファンの方々に向けてメッセージをお伝えします。尾田栄一郎先生は、手術を通じて、読者の皆様に楽しんでいただける作品を描き続けることを決意しました。そのためにも、読者の皆様からの応援やエールが作家にとって非常に重要です。文化として愛され続ける「ワンピース」を応援し、尾田先生が早く体調を回復されることを願っています。
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