BCリーグ福島レッドホープス・大泉周也選手の打撃力の向上に注目

BCリーグ福島レッドホープス・大泉周也選手 打撃フォーム改造でホームラン王に飛躍

2023 年のプロ野球ドラフト会議への期待

2022 年のプロ野球ドラフト会議では福島県内ゆかりの選手が過去最多の6 人も指名されたことで注目を集めました。そのため、2023 年のドラフト会議も期待されており、今年は高校生 3 人と大学生 2 人がプロ志望届を提出しました。さらに、独立リーグのBCリーグでプレーする福島レッドホープスの選手たちも指名が期待されています。10 月 26 日のドラフト会議までしばらくの間、福島県ゆかりの注目選手を紹介していきます。

福島レッドホープス・大泉周也選手の飛躍

福島レッドホープスの外野手である大泉周也選手は、山形県出身の24 歳です。2022 年が彼にとって飛躍の年となりました。大泉選手は、「ホームランの数」を自身の目標としており、オフシーズンの練習の成果が実を結んだと感じています。

大泉選手が福島レッドホープスに所属してからの3 年間のホームラン数を見ると、1 年目と2 年目は合わせて5 本でしたが、今年は16 本と急激に増加しました。さらに、彼はBCリーグのホームラン王にも輝きました。このホームラン量産の背景には、打撃フォームの大改造がありました。

打撃フォームの大改造

大泉選手は、打撃フォームを大きく変えることで飛距離アップを果たしました。彼はボールを上から攻める意識を持ち続けてきましたが、新たにボールに対して平行にバットを出すように改造しました。

また、従来は筋トレ中心の練習メニューでしたが、今年は1 日に500から600 回の素振りを加えるなど新たな練習方法を取り入れ、新しい打撃フォームを体に馴染ませました。その結果、飛距離がアップしたのです。

バットコントロールの素晴らしさ

大泉選手の魅力は、パワフルな長打力だけでなく、バットコントロールの優れた技術にもあります。彼は練習でも左右に打ち分けることができ、打率を残すこともできます。

福島レッドホープスからの指名候補

福島レッドホープスからは、大泉選手のほかにも今年入団した石川颯投手が指名の可能性があるとされています。石川選手は大学時代の最速 149キロから入団後に152キロまで球速を伸ばしました。

福島レッドホープスでは、過去に2 人の選手が指名を受けましたが、いずれも「育成枠」での指名でした。育成枠では、2 軍や3 軍の試合に出場できますが、1 軍でのプレーには支配下登録される必要があります。そのため、今回のドラフト会議ではチームとして初めてとなる育成枠以外での指名に期待がかかります。

福島県からは他にも会津北嶺高校の富山紘之進選手なども注目されており、各選手のプロ入りを願う声が高まっています。